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本物の看護がしたいセミナー第7弾 アンケート結果

1/18(水)「本物の看護がしたい!セミナー」第7弾

「納棺師」 × 「訪問看護師」 看取りを学ぶセミナー ★ リターンズ 終了いたしました。

今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。

 

講師:株式会社おくりびとアカデミー
    平中 康介 様
   講師

         株式会社ホアロハ HOALOHA nurse station

    鈴木 沙織 様

    看護師・管理者 

 

アンケートよりいただいたコメントとご質問を抜粋してご紹介いたします。

  

【アンケートより】コメント(抜粋)

 

  • 鈴木様の訪問看護師としての看取りに向かう姿勢に感銘を受けました。まさにプロフェッショナル!看取り前から始まる「一つひとつ意識しながら、でもそれを感じさせない」伝え方、お金のことを含め明確にしておくべきポイント…どれもこれも知っておきたいことばかりでした。
  • 大切な人を送り出すその心が伝わってくるセミナーでした。
  • エンゼルケアやご家族への対応の仕方、とても参考になりました。納棺の儀の納棺師のお姿がとても素敵でした。最期のお姿が美しい事、私も大切にしたいと思います。
  • 個人的な話になりますが、母の看取りの際、乾燥により日に日に変わる姿に手を尽くすことができず辛い思いをしました。エンゼルケアをされた訪看さんもですが、葬儀屋さんもドライアイスだけ当てにきて保湿はしませんでした。看取りに携わるすべての職種で『保湿が大切』の認識を持てると良いですね。
  • たくさんびっくりした事があります。お気に入りの洋服にお着替えしていただいていたのになどなど、知らないって怖いなと思いました。他のセミナーと違い、毎回本当に勉強になる事ばかりです。ありがとうございました。  

【ご質問に、講師の方より回答をいただきました。】


おくりびとアカデミー様

Q. 看取りや死を受け入れられていないご家族に対してのアプローチや言葉掛けはどのように気を使われていますか?


A. 私たちはお亡くなった後に初めてお会いするので、まず医療従事者の方からどの程度の受容できているかなどの 情報をいただけると大変ありがたいです。上記情報が全くないという前提ですが、まずはご挨拶をした後、声のトーンや表情・仕草などでどの程度受け入れられているのかを注意深く観察します。事務的なやり取りの中で観察をしたうえで、その方のグリーフに対して話を聞いてほしいのか、それとも助言がほしいのかを判断し、それに合わせて対応しています。また、知りもしないのに余計なことを言わないようにはしますが、逆に変に気を遣いすぎないようにも気を付けています。葬儀の打合せの中では家族が話しやすい雰囲気を作り、こちらから選択肢を与えて選んでいただくなど気をつけています。

Q. コロナ罹患患者のお看取りはどうしているのか?(濃厚接触者の期間も含め)最近国のガイドラインが改訂されたが、実際、葬儀業者は改訂されたガイドラインで動いているのか?(納体袋は使用しないのか?)など知りたい。


A. 他葬儀社の情報全てがあるわけでないので正確には言えませんが、ガイドラインの改訂に合わせて対応を緩和している葬儀社が多いようです。また、納体袋に関してはお亡くなりになった病院やそこから搬送する寝台車の会社の規定によっても対応が変わってきますが、弊社で搬送・ご安置する場合は原則納体袋不要として対応しております。式場・火葬場も同様に、以前はかなり制限がありましたが、ほとんどの式場火葬場で一般の方と変わらず葬儀・火葬ができるようになってきています。ただ、火葬場でも場所によっては独自の暫定規定を設けている場合もあります。弊社でも基本的な感染予防対策と、葬儀終了後の消毒は継続していますが、一般の方同様に式・火葬を行っております。料金面でも、以前は納体袋含め特別な措置が必要だったため、追加で料金を頂戴しておりましたが、ガイドライン改訂に合わせて頂かなくなりました。

Q1. 清拭はただのお湯で良かったですか?
Q2. エンゼルケアでの全身保清の際、湯温は高めがいいと聞いたのですがエビデンス等わかりません。何度がいいのでしょうか?


A. 高めがいいということは特にないのではないかと思います。ご遺体の置かれた環境にも寄りますが、生前の体温に近いぬるま湯で構わないかと思います。温度よりも身体の表面の清潔保持や腐敗防止の観点から言うと、弊社では清拭用の清拭剤を含ませたり、腐敗リスクのある個所は薄めの次亜塩素酸を含ませたお湯を使用して清拭しております。さほど身体の汚れが無い方や腐敗リスクの少ない方に関しては、普通のお湯でも問題ございません。


株式会社ホアロハ 鈴木様

Q. 看取りや死を受け入れられていないご家族に対してのアプローチや言葉掛けはどのように気を使われていますか?

A. 気を使うというより、ご家族の気持ちを理解したいという姿勢で傾聴につとめます。まずはとりとめのない不安や恐怖、大切な家族の最期が間近にあるんだという事実に対する戸惑いや否定したい気持ちありとあらゆる気持ちを吐露できるようにじっくりとお話を聴く、ことに尽きると思います。訪問時や、ご本人の訪問とは別の時間に改めて訪問し、家族会議に参加させていただくこともあります。「どんなことでも口に出していただければ何かおこたえできると思う」とお伝えしてその場を設けていただき、その際にひとつずつ紐解きながらご家族が看取りや死をイメージできるように病状の変化やそれに伴う身体の変化、対処の仕方などをお話をしています。


Q. 死期が近づいた時の状態の説明や、ご本人、ご家族の気持ちのサポートの経験が少ない職員がいます。 良い、教育のしかたはありますでしょうか。あるいは、お勧めの本や研修はありますでしょうか。


A. 「命は誰ものか」という生命倫理の本をおすすめします。看取りのサポートは、思慮深く相手を思いやり看護師としての知識と知性を十分に発揮する必要があります。生命倫理についておさらいされるところかと思います。

 

 

<アンケート結果詳細>

Q. セミナーの満足度をお聞かせください。(満点:星5つ)

  満足度 89.7%

  63(☆5つ) 43(☆4つ) 6(☆3つ) 1(☆2つ) 1(☆1つ)

 

Q. 今までに看取りの経験はありますか?

 ある(訪問看護の仕事で)  28 (30.4%)

 ある(施設の仕事で)          37 (40.2%)

 ある(プライベートで)     14 (15.2%)

 ない            13  (14.1%)

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コメント: 2
  • #1

    森部 康代 (日曜日, 30 4月 2023 13:19)

    zoomに参加出来ませんでした。
    再度見ることはできませんか?

  • #2

    看護のアイちゃん (月曜日, 01 5月 2023 08:28)

    森部様
    ご質問ありがとうございました。
    「本物の看護がしたいセミナー」は
    講師の方のぶっちゃけトークに重きを置き
    参加者の皆さまとのリアルなやり取りを体感していただきたいという思いから
    録画は一切しておりません。申し訳ございません。