症状:7つのポイント

限られた訪問時間の中で、素早く的確に症状の把握をしたい。
そんな時に役に立つ7つのポイントを整理しましょう。
 
・発症の様子:急なのか、いつの間になのか
 (「昨日の昼頃」などスタートの日時が自覚できているものは、急なこと)
 
・進行具合:一過性?持続性?繰り返す?
 
・症状:さらに具体的に聞き出す
 
・程度:10段階で表現すると、など
 
・部位:ピンポイント?広範囲?
 
・増悪・改善因子:どうすると悪く(良く)なる?
  (メカニズムから説明がしやすくなる大事な情報)
 
・随伴症状:当たり前そうだが、意外と水を向けないとでてこない
  (困っていることで頭がいっぱいいっぱいで、他に注意が向かないため)
 
 
症状の聞き取り(S情報)を丁寧に行い、客観的情報(O情報)と組み合わせる
ことで大きな情報を得ることができます。また、S情報とO情報がかみ合わない
ときには、そのこと自体が重要な情報となりますので大切に扱いましょう。