簡単!腹水の確認方法

「腹水かなぁ・・・。脂肪かなぁ・・・。」
どちらか悩ましいときの、確認方法をご紹介☆
 
腹水とは、何らかの原因により腹腔に水分がたくさん蓄積した状態を指し、
一般的には打診による評価(濁音界の移動)が多く用いられますが
音の性質の違いを聞き取ることは少し難しい・・・
そんな方には触診による評価(体液波動)がわかりやすいですよ。
 
腹水はその名の通り『水分』なので、衝撃を加えるとブルブルと震えます。
この原理を使いましょう。
患者さんに臥床していただき、側腹部を軽く叩き衝撃を加え、対側に置いた手に
その波動を感じるかどうかで確認をします。(波動を感じた場合は腹水を疑います)
ただし、腹部表面の皮膚を媒介した振動を波動と感じてしまうこともあるので、
腹部中心部に手を(手刀のように縦にチョップする感じ)置き、振動が伝わらないように
しましょう。
*おや!手が3本必要ですね。1本の手は、ご本人やご家族の手をお借りすれば解決です。*
 
 
< おまけ ~主な腹水の原因~ >
①肝硬変など
⇒血液中のアルブミンの低下
⇒血管の外に漏れ出た水分を血管内に戻すことができなくなり、腹水となる。
 
②炎症性の病気やがんなど
⇒血管から血液成分や水分がしみだしやすくなり、腹水となる。
 
③門脈圧の上昇
⇒細管圧の上昇⇒肝臓の表面や肝外門脈枝から水分が漏出し腹水となる。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    のんちゃん (日曜日, 21 6月 2020 19:31)

    腹水は突然なるのですか?

  • #2

    看護のアイちゃん (月曜日, 22 6月 2020 09:19)

    のんちゃんさんへ

    ご質問をいただき、ありがとうございました。
    『腹水』とは、たんぱく質を含んだ液体が
    様々な要因により(複数の要因が影響をしていることもあります)
    腹腔というエリアにたまっていくことを指します。
    じわじわとたまっていくために初期には症状も目立たず、
    見た目にも「あれ?太ったのかな?」と思ってしまうことがあります。
    それを見極めるために、フィジカルアセスメントの手技を使って
    確認をすることをお勧めいたします。

    原理を含めて手技をマスターしておくと、
    いざという時に自信をもって確認することができますね。